阪神・湯浅 虎侍内定1号 アツアツリリーバー世界を斬る 憧れダルに弟子入り志願

 11月10日のオーストラリア戦で力投する湯浅
 WBC米国戦で、最終打者を三振に仕留め、ガッツポーズするダルビッシュ=2009年3月、ドジャースタジアム(共同)
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 阪神・湯浅京己投手(23)が来年3月に開催されるWBCへ出場する日本代表「侍ジャパン」のメンバーに、虎戦士1号で内定したことが24日、分かった。来年1月下旬には正式発表される見込み。日本人大リーガーたちも出場を表明している中、パドレス・ダルビッシュへの弟子入りを熱望した。

 “吉報”が届いた。湯浅の侍ジャパン入りが内定。憧れの舞台が、現実のものになろうとしている。

 来年1月初旬に日本代表の一部主力選手が先行発表される予定。湯浅はその中には含まれないものの、1月下旬に発表される全体30選手に名前が入ることが決定的となった。11月に行われた強化試合では、人生初の日の丸を背負った右腕。待ち望んでいたWBC本戦への出場が、かなうこととなりそうだ。

 その暁には、実現させたいことがある。エンゼルス・大谷ら日本人大リーガーも出場を表明している同大会。湯浅は高ぶる思いを口にした。

 「選ばれたら、そういう方たちと一緒にできるというのは自分にとってプラスでしかないと思いますし、本当に一緒にやりたいなというのが一番初めに思いました。聞けるなら、たくさんのことを聞きたいです」

 その中でも、パドレス・ダルビッシュについて「子どもの頃から見ていたテレビの中の人、スターです」と印象を明かす。日本ハム時代の2009年の第2回大会に出場し、準決勝以降は抑えを務めるなど日本の連覇に貢献した日米通算188勝右腕。SNSを通じて積極的に情報発信しており、湯浅も日頃からチェックしているという。

 「いろいろフォームとかも変えられたり、変化球の動画とかも上げられたり。既にすごいのに、もっと良くしようとしている。ああいうふうになりたい。フォームをどういうタイミングで変えたとか、聞きたいです」

 36歳となった今季はメジャーで自己最多タイ16勝(8敗)を挙げるなど、最高峰の舞台で腕を振る憧れの存在に弟子入りを熱望。「自分もダルビッシュさんみたいになりたいなと思っています」と第一線で活躍し続ける秘けつを吸収するつもりだ。

 「しゃべれるんかなあという感じですけど、めちゃくちゃ緊張して。人見知り発揮しそう…」。想像するだけで胸が高鳴る。かけがえのない経験が、さらなる飛躍につながるはずだ。

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