女子野球TG戦 甲子園で開催へ 23年夏実現目指し向井副本部長「今、調整中」
女子野球のTG戦を2023年夏に開催する計画が進められていることが26日、明らかになった。球場は甲子園。昨年から女子硬式野球選手権大会の決勝が甲子園で行われるようになったことに続き、話題を呼びそうだ。
女子TG戦計画を明かしたのは、阪神の向井球団事業本部副本部長。「甲子園で女子野球の“伝統の一戦”を計画していまして、夏頃になると思うんですけど、女子のジャイアンツさんとタイガースが甲子園でやるということで今、調整中です」と説明する。
NPB球団では、『西武ライオンズ・レディース』に続き、21年1月に阪神が女子野球チーム『阪神タイガース Women』を始動させた。さらに今年、23年始動を目指し、巨人が『読売ジャイアンツ女子チーム』を立ち上げ、宮本和知監督の就任と新入団選手16人を発表している。
『阪神タイガース Women』もこの日、上本新監督の就任を発表。さらに、昨夏の女子高校野球で神戸弘陵を4番として優勝に導いた正代、正捕手を務めた安藤の新入団も発表された。巨人女子チームには、神戸弘陵で胴上げ投手となった島野が入団。日本一のチームメート同士の対決にも注目が集まる。
「ジャイアンツさんも相当、宮本総監督の気合が入ってますので。われわれも2年先にやっていてアドバンテージがある。対ジャイアンツさんというところで、女子野球界が盛り上がればうれしいなと思いますね」と向井副本部長。女子野球振興の一助となるイベントになりそうだ。