阪神・佐藤輝 年男の“跳戦”ブチ上げた!30発以上&15年・鳥谷以来のフルイニング出場目指す

 充実の表情で素振りする佐藤輝(撮影・高部洋祐)
 素振りの後にカメラに向かってポーズを決める佐藤輝(撮影・高部洋祐)
 フリー打撃で快音を響かせる佐藤輝(撮影・高部洋祐)
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 阪神・佐藤輝明内野手(23)が7日、奈良県生駒市の近大グラウンドで自主トレを公開し、キャッチボールや打撃練習などで約4時間汗を流した。個人的な数字の目標を問われると「アレ本」30発以上の公約を掲げ、球団では15年・鳥谷敬以来となるフルイニング出場を目指すと決意。卯(うさぎ)年生まれで年男の若き大砲は「ぴょんと跳ねて頑張ります」と満面の笑みを浮かべた。

 年男を迎えた佐藤輝は、年明けから“絶口調”だ。プロ入りを目指して汗を幾重にも染みこませ、鍛錬を重ねた近大グラウンドで2年連続自主トレを公開。昨年はこの地で「100本打てるように」と決意したが、今年は新たな公約が飛び出した。

 「数字はアレです。アレ本、はい(笑)」

 独特な表現で報道陣の爆笑を誘った佐藤輝だが、“アレ本”に向けての最低ラインを設けている。「今まで最高は1年目の24本なので、30本は絶対に打ちたい」。岡田監督が求める“アレ”(優勝)の実現には、佐藤輝の大爆発が不可欠。「もちろん30本、40本、50本、60本、100本くらい打ちたい」と、己の限界をぶち破る。

 チームの中心選手として、今年もグラウンドに立ち続ける覚悟だ。昨年は自身2年目で初の全試合出場を達成。コロナ禍の中、故障などもなく一年間完走したが「今年も全試合に出るのが大前提」と語気を強め、鉄人の領域を目指している。

 「しっかり全部出て、フルイニング出場して見える景色というのがあると思うので、そこを目標に頑張っていきたいなと思います」

 フルイニング出場を達成すれば、球団では15年・鳥谷以来となる。幼い頃から憧れてきた金本氏(デイリースポーツ評論家)も1492試合連続フルイニング出場という世界記録を打ち立てた。岡田監督も三塁固定構想を明言しているだけに、偉大な先人たちに並びたい。

 昨季終盤に筋力、体重の低下を実感していたが、今オフはウエートトレーニングを重点的に行い体もたくましさが出てきた。「2、3キロくらい増えたんじゃないですか。体重を増やす過程で脂肪も増えると思うんですけど、できるだけ筋肉を増やしたい。(理想の体脂肪率は)10%前半くらい」と自らを追い込んでいく。

 期待の3年目。年男の打棒がアレのカギを握る。「シーズンに入ったらハードル(障害)が出てくると思う。それをうさぎのように跳び越えていきたい。ぴょんと跳ねて頑張ります」。目の前に立ちはだかる壁を恐れず、スター選手への階段も一気にジャンプする。

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