阪神・藤浪「思い切って勝負」メジャー球で今年初ブルペン MLB移籍へ代理人が交渉中

 ブルペンで投球する藤浪(撮影・中田匡峻)
 鳴尾浜で調整した藤浪(撮影・中田匡峻)
 ダッシュをする藤浪(撮影・中田匡峻)
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 ポスティング制度を利用して大リーグ移籍を目指す阪神・藤浪晋太郎投手(28)が7日、鳴尾浜で今年初めてブルペン投球を行い、現状を明かした。

 「悪くはなかったですね。いい感じで投げられているかなと思います」

 雨粒を剛球が切り裂く。メジャー使用球で変化球を全球種交えて約30球。「トラックマンがあったので、メジャー球でデータを取りたかったのもありますし。傾斜の感触と、現状どれだけ投げられるのか」と入念に感覚を確かめた。

 大リーグ移籍を目指す中、藤浪には複数球団が興味を示しているとみられ、代理人により交渉が進められている模様だ。大リーグ球団との交渉期限は日本時間15日の午前7時。タイムリミットは迫りつつあるが、右腕の表情はすがすがしい。

 「まだ全然分からないのでなんとも言えないですけど、自分にとってチャレンジする年になると思うので、思い切って勝負できればいいなと思います」

 このオフは「ボールに慣れたいのがありますし、しっかり肩の状態をキープして」とキャッチボールの量を例年より増やし、夢の舞台へ準備を整えている。今後も継続的にブルペンに入る予定。大きな決意をして迎えた2023年。藤浪の新たな挑戦が始まる。

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