阪神・島田〝うなぎ上り〟の年を誓う 背番号53の先輩・赤星臨時コーチに弟子入り志願
阪神・島田海吏外野手(26)が10日、鳴尾浜で汗を流し、春季キャンプで臨時コーチを務める赤星憲広氏(46)への弟子入りを志願した。かつて同じ背番号53を背負ったレジェンドは球団最多381盗塁を誇る。キャンプでの対面を前に“ウナギ”のニックネームを持つ人気者が目を輝かせた。
「盗塁だったらどういう感覚でスタートしているのか。守備もベースランニングの技術も、聞きたいことはたくさんあります」
昨季は自己最多123試合出場で21盗塁をマーク。成功率・808も「まだまだ良くなるんじゃないかと自分では思っている」ときっぱり。大事な局面でベンチの要求に応えるため、スタートのコツを聞き出すつもりだ。
レギュラー奪取へ、バットにも磨きをかける。「3割打ちたいですし、出塁率は3割5分以上はほしい」。今年のテーマに掲げる出塁率アップとともに、「相手に怖さを与えられるようなスイング」で、二塁打、三塁打の量産を狙っている。
年末年始は九州学院の先輩である中日・溝脇と母校で自主トレ。この日から鳴尾浜に場所を移し、ウエートトレなどで体を動かした。さらなる飛躍へ「うさぎ年」ならぬ「うなぎ年」の1年とする。