阪神・青柳「メジャー行ってみたい」 ちびっこ質問に思わずポロリ でも今は〝アレ〟

 子どもを抱えながら大縄飛びをする青柳(撮影・伊藤笙子)
 投球のコツを教える青柳
 一打席対決で笑顔の青柳
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 静岡県沼津市で自主トレを行っている阪神・青柳晃洋投手(29)が15日、同市の愛鷹球場で村上、岡留とともに野球教室に参加した。子どもたちからの質問コーナーでは「メジャーリーガーと対戦したい」と率直な気持ちを思わずポロリ…。将来的なメジャーリーグ挑戦への意欲を示した。また、チームの“アレ”を実現するために、自身だけでなく、次代を担う若手の台頭の重要性も口にした。

 小雨もぱらつく中で開催された野球教室。積極的に子どもたちと交流を図った青柳が、質問コーナーで将来の“野望”を口にした。「対戦したい選手は?」の質問に対し、「大体対戦しちゃったんだよね(笑)。でも、メジャーでやっているバッターとは対戦したいかなとは思いますね」。世界最高峰の打者と対決がしたい。大勢の野球少年の前で、思わず胸の内を漏らした。

 一投手として、さらなる高みを見据えている。ポスティングシステムを利用して、藤浪のアスレチックス移籍が決定。「僕とは全然、違うポテンシャル。僕は絶対に晋太郎は活躍できると思うので」とエールを送ったが、「(将来的に)行けるのであれば行ってみたい」と自身の偽らざる心境を語った。

 「僕の場合、海外FAになったら35歳とかになるので、現実的に行ける可能性は低い。行かせてくれるとしたらポスティングですけど、その話も(球団と)できていないのでね。でも将来的に戦いたい」

 続けて、青柳らしい考えも明かす。「上のレベルを知りたいのは、野球選手だったら誰もが思うこと。2軍で結果を出せば、1軍のトップと戦いたい。1軍で結果を出したら、世界のトップと戦いたい。そういう向上心を持ってやっています」。成長、進化を重ねるごとに、目指したい道も大きくなっている。

 ただ、今は実現させたい夢がある。「本当に僕はタイガースで優勝したい」。今季キャリアハイの15勝を目指すが、自主トレに帯同する村上や岡留を含めた若手投手陣の奮闘にも期待を寄せる。

 「自分一人で優勝は絶対にできない。そういう部分でも(若手に)出てきてほしいという思いはあります。負けないように自分も頑張らないといけない」。将来の野望は胸に秘めつつ、投手陣の先頭に立って引っ張っていく。

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