前阪神・久慈コーチ「正直だるい。むかつくだろ?」鳥谷氏から間接的に伝えられていたことを明かす

 久慈照嘉氏
 鳥谷(手前)に守備のアドバイスをする久慈コーチ=2008年
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 プロ野球解説者の田尾安志氏が16日までに自身のユーチューブチャンネルを更新。ゲスト出演した前阪神内野守備兼バント担当コーチの久慈照嘉氏が、エラーに泣かされ続けた昨年までの苦しさについて語った。

 「ウソでしょって。あれエラーにするか、あそこに投げるかとか。考えられないエラーがありました」と振り返った久慈氏。かねて知り合いから、失策直後は「お前、よう(テレビに)映ってるぞ」と言われていたことから、「エラーした瞬間にベンチ内で違うところに動いていました」とテレビカメラに映らないような“努力”をしていたことを笑いながら明かした。

 遊撃の名手で鳴らした鳥谷敬氏には「ここ(甲子園)で一番難しいのは、正面の緩いゴロ」だとし、スピード感のない打球を足でさばくという感覚の重要性を伝え、反復練習を課して、より高いレベルの守備力を養わせていたという。

 そんな鳥谷氏が現役引退後、取材で訪れた際に選手に対して「あの久慈コーチの練習、正直だるい。むかつくだろ?」と伝えていたことを明かしながらも、「この練習やっておけば大丈夫だから」と伝えていたことを知り、指導方針に間違いはなかったと納得していた。

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