阪神は１７日、今岡真訪氏（４８）が１軍打撃コーチに就任すると発表した。背番号は０３年にチームを優勝に導いた故・星野仙一氏が背負った「７７」。西宮市内で球団と契約後に就任会見を行った。

　６年ぶりとなる猛虎復帰。「選手たちが頑張ってくれる期待、その手助けしようという気持ちでいっぱいです」と率直な思いを口にした。

　また、岡田監督からは「とにかくバッティングのレベルアップということで、手助けをしてくれないかというシンプルな言葉をいただきました」と就任の経緯を説明した。

　現役時代には勝負強い打撃でチームを何度も勝利に導いた今岡氏。「指導というか、個々の能力を引き出す。みんなの持っている力を引き出すことに最大のテーマにやっていきたい」と力を込めた。

　今岡氏は２００３年に首位打者、０５年は打点王に輝き、２度の優勝に貢献。ロッテで現役引退後、１６、１７年には阪神で２軍打撃兼野手総合コーチを務め、１８年から４年間、ロッテで２軍監督やヘッドコーチを歴任した。豊富な指導経験を生かし、１８年ぶりのリーグ優勝へ、さらなる打撃強化が期待される。