下柳氏があの事件の後日談「みんなビクビク」 「ケタが違う」阪神金銭事情も
阪神OBで野球解説者の下柳剛氏(54)が21日、槙原寛己氏のYouTubeチャンネル「ミスターパーフェクト槙原」に出演。2007年に起きた伝説の「グラブ投げつけ事件」を振り返り、その後日談や阪神でのグッズ売上げなど金銭事情を明かした。
伝説の事件が起こったのは07年10月1日の横浜戦(横浜)。まず五回1死一塁から遊撃・秀太の2度のミスに下柳が激怒し、グラブを地面に投げつけた。さらに1死満塁となり、次打者は併殺コースの遊ゴロ。秀太はしっかりと捕球し二塁へ送球。関本から一塁に転送されたが、際どいタイミングでセーフとなり、再び下柳がグラブを投げつけた。
「鳥谷がケガで、1軍に上がってきた秀太がショートでスタメン。その段階でちょっとイラっとしてたんですよ」。そう明かした下柳氏は「完全な腫れ物です。事件のあとは、みんながビクビクしていました」と苦笑い。その後、CS出場前に2軍へ調整登板に出向くと、秀太が「もうショートは嫌です」と二塁を守っていたという。
引退後は、阪神でスカウトをしていた秀太氏と会食。秀太氏の奥さんが「下柳さんとご飯行って大丈夫なの?」と心配していたと大笑い。秀太氏が阪神の2軍コーチ就任時には「グローブを投げられない選手を育てます」と抱負を語ったことを知り、槙原氏は「秀太も軽くいじってるんですね。そういう後日談があってよかった」と目を細めた。
また下柳氏は2003年に日本ハムから阪神に移籍後、給料以外にグッズ売り上げの配付金が激増したといい、「日ハムの時は565円とか、そんななんですよ。阪神に行ったら全然ケタが違う。“こないに阪神って給料以外にもらえるんや”ってビックリして」と、阪神の人気ぶりにウハウハだったことを明かした。