近本、梅野、才木ら…阪神にも“脱毛ブーム”!?スポーツ界の“常識”体にメリット大

 阪神でも“脱毛ブーム”が起きていることが24日、明らかになった。今や男性アスリートも脱毛することが当たり前となっており、プロ野球選手にも浸透してきている。阪神では梅野隆太郎捕手(31)、近本光司外野手(28)、才木浩人投手(24)ら複数の選手が男性専門の脱毛サロン「GLANZ(グランズ)」(兵庫県芦屋市)を利用。同サロンを潜入取材するとさまざまなメリットが見えてきた。

 体が資本となるアスリートは細かなところまで気を使っている。その1つが体毛だ。日本が快進撃を見せた昨年のサッカーW杯を見ても、代表選手のムダ毛が少ないことに気がつく。男女問わずスポーツ選手の脱毛は当たり前になりつつある。その考えは野球界にも浸透。その狙いとは。

 阪神の選手も利用するメンズ脱毛サロン「GLANZ」の岡本一輝氏は「プロスポーツ選手は見られる職業なので、脱毛する理由に美意識もあると思います。それよりも、体をケアする際の影響を考えて脱毛される方が多いですね」と意図を明かす。

 水泳選手は水の抵抗を減らし、競輪選手は風の抵抗を少なくするために体毛をなくしていた。一方、毛の抵抗が競技に直接影響を与えない野球選手はリカバリーのために脱毛することが多いようだ。

 普段からけがの予防や再発防止、応急処置などにテーピングを使う。ただ、テーピングが毛に付着すると張りにくく、十分な効果を得ることができないこともある。剥がす際には一緒に毛が抜けて痛みも伴う。岡本氏は「体毛の有無でテーピングが巻きやすくなったり、密着感が出て、毛があるのとないのでは効果は変わってきます」と説明する。

 マッサージや電気治療などの際にも効果を得られるという。「ジェルやオイルを使用するので、毛があるのとないのでは肌への浸透力が違います」と同氏。施術中だけでなく、その後の処理も毛に付着しないので、楽になるそうだ。

 睡眠時間などにも影響してくる。「これまではカミソリなどで体毛をそる選手がいましたが、毛は伸びてくるので、何度もそらないといけない。脱毛すれば、その時間がなくなります。睡眠時間の確保や練習など有効に使える時間に使えると思います」。野球選手にとっても、脱毛は多くのメリットがあることを明かしてくれた。

 選手がパフォーマンスを向上させるために、さまざまな角度から試行錯誤してたどり着いた脱毛。今後も広まっていくかもしれない。

 ◆男性アスリートの脱毛事情 競泳選手は0コンマ何秒を競うため、水の抵抗をより少なくすることが目的。陸上やサッカー、柔道などは、ユニホームと肌がこすれた際の痛みを軽減させることが大きな狙いとしてある。また、体操選手はテーピングをした際の肌への負担軽減や、見た目の美しさなどを求めて、脱毛を取り入れている選手も多数いる。

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