阪神・ビーズリー バズーカストレート!巨体からズドン「いいブルペンだった」

 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 阪神の新外国人、ジェレミー・ビーズリー投手(27)=前パイレーツ傘下3A=とブライアン・ケラー投手(28)=前レッドソックス傘下3A=が2日、沖縄・宜野座キャンプで初めてブルペンに入った。岡田監督の前でビーズリーは29球、B・ケラーは45球を投げ込んだ。

 大砲のような右腕から放たれた直球が、力強く坂本のミットに収まった。岡田監督が後方から見守る前で、ビーズリーは191センチ、109キロの巨体を大きく揺らしながら力感ある球を投げ込んだ。直球にフォークとスライダーを混ぜながら、捕手を座らせて29球。「ボールの感覚、体の感覚、マウンドの感覚、全てにおいて思っていたよりも良かった。すごくいいブルペンだった」と汗をぬぐった。

 目を引いたのは重さを感じさせるストレートだ。視察した巨人の樽見スコアラーは「バズーカみたいな真っすぐだった」と衝撃を隠さず、球を受けた坂本も「ズドンと重みのある真っすぐ」と球質を明かした。中継ぎ候補として期待する岡田監督の評価も上々。小さなテイクバックに「タイミングが取りづらいかも分からんなあ」と打者目線で評価した。

 投球後は坂本や安藤投手コーチらと言葉を交わし、入念にコミュニケーションを図った。「相手にとって私が最高の人であるということを見せたい」と意図を説明。練習後の豆まき体験ではK・ケラー、B・ケラーとともに、使用された落花生を拾い集めて片付ける生真面目な一面も見せるなど、謙虚に新天地になじもうとしている。

 初ブルペンでは控えめだったが、本来は闘志を前面に出すスタイルで「(実戦は)戦いの場なので、試合になったら分かると思いますが、声も出すのですごくうるさくなってしまう」。マウンドで雄たけびを上げる日々を予告した。

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