阪神・ドラ1森下 まるでメジャーリーガー 福留氏も称賛!虎のSHOTIMEや
「阪神2軍春季キャンプ」(2日、具志川)
阪神・森下翔太外野手(22)=中大=が2日、午後のランチ特打でプロ入り後初めて屋外でフリー打撃を行い、マシン相手に38スイング中4本の柵越えを放った。7スイング目には左中間方向へ推定135メートルの特大弾。和田2軍監督らが熱視線を送る中、メジャーリーガーばりの豪快なスイングを披露し、右足肉離れも順調に回復している様子を見せた。
朝から降り続いた雨もやみ、光の差し込む具志川の空を切り裂いた。プロ入り後初の屋外フリー打撃で38スイング中4本の柵越え。森下は右足肉離れの影響を感じさせないパワフルな打撃を見せた。
「久しぶりの外の打撃で、マシンだったんですけど、感触は良く、足も全然大丈夫な状態でバッティングできたのでよかったと思います」
8割の力で「柵越えを狙うっていうより、ライナー性の打球を狙っていた」と話すが、7スイング目には左中間方向へ推定135メートルの特大弾も。熱視線を送った和田2軍監督は「アマチュアから見ていたからこういう選手だというのは頭にありながら、きょうも片りんというか『おっ』というのは見せたよね」と絶賛した。
ゆったりとした構えからダイナミックなフォロースルー。そのスイングはメジャーリーガーをほうふつとさせるものだった。「スイングがプロの中に入っても迫力がある。しっかりと体力をつけた時のバッティングが非常に楽しみ」と和田2軍監督。さらに似ているタイプには「体つきとかは(カブスの)鈴木誠也」と名前を挙げ、期待を込めた。
CS放送スカイAのキャンプ中継で、ゲスト解説として訪れたOBの福留孝介氏も映像を見て「まるで外国人のようなパワーを感じる」と評価。それを伝え聞いた森下は「シンプルな打撃を目指した中でメジャーがいいと思って(動画などを見て)取り入れている。そういう言葉をかけてもらったら素直にうれしい。続けていきたい」とはにかんだ。
第1クール最終日となったこの日はブルペンで打席に立ち「今の状況だったら自分が見た感触ではいけるなと思った」と自信ものぞかせた。4日からは第2クールが始まる。ドラ1の本領発揮はここからだ。
◆森下 翔太(もりした・しょうた) 2000年8月14日生まれ、22歳。横浜市出身。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。外野手。日限山小1年から野庭日限フェニックスで野球を始める。日限山中時代は戸塚シニア。東海大相模では3年時にセンバツ4強。中大では1年春からレギュラーで、同年夏に大学日本代表入り。東都大学リーグでベストナイン2度。大学通算9本塁打。