阪神・青柳 高津シンカーで進化 敵将直伝〝新球〟で配球の幅広げノーモア後半戦失速
阪神の青柳晃洋投手(29)がデイリースポーツ読者に向けて、さまざまなテーマをもとに本心を明かす「青柳SOUL」。第4回は春季キャンプでの取り組みについて。昨季は最多勝となる13勝を挙げた一方で、後半戦に7試合連続で白星から遠ざかる時期も経験。失速を防ぐためにも、配球の幅を広げることや、ヤクルト・高津監督から教わったシンカーの習得を目指すことを明かした。目標とする開幕投手&15勝へ、虎のエースがさらなる進化を遂げる。
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読者の皆さま、いつも応援ありがとうございます。青柳晃洋です。いよいよキャンプが始まりました。今回はこの1カ月で取り組みたいことについてお話しします。
このコラムの第1回では、去年のキャンプは立場的に勝負しなくてもよかった分、課題や苦手に向き合えたという話をしました。今年も心境的には変わらず、去年出た課題を消化してレベルアップしたいと思います。
一番のテーマは、配球の幅を増やすこと。去年は、キャンプでインコースのカットボールや高めの真っすぐを練習して、シーズンで良い結果につながりました。最初から幅を広げてやってたら、終盤に苦しくなった時、自信のある配球とか本来のスタイルの抑え方が有効になるとイメージしています。苦しくなった後から幅を広げようと思っても無理なので、キャンプから、今までの配球やコースの限定を取っ払って練習していきたいです。
今年は例えば、左打者へのスライダー。今までは外からカウントを取ることが多かったですけど、去年、投げミスでインコースに引っかけちゃった時に三振を取れる場面が何度かあって、結構有効なボールだったので、意図的に投げられたらもっと三振とか凡打が増えるのかなと。それを意識してくれたら逆に外角のボールが生きるとも思うので。シンカーだったら、ほとんど左打者にしか投げなかったけど、右打者に入ってきたら、似た軌道でツーシームより遅いボールだからアクセントとして使えるな、とか考えています。
その中で重点的に取り組みたいのは、遅いボールの精度を上げることです。一つは僕の球種の中で一番遅いカーブ。もう一つは、今使っているものとは別の、さらに球速を落としたシンカー。その2球種を試合で使えるように練習したいです。
遅いシンカーは、オールスターで(ヤクルト監督)高津さんに教えてもらったものが習得できたら投げられるんじゃないかと思っています。去年から遊びでやっているけど、回転のかけ方が根本的に違って、なかなかうまくいかなくて。なのでキャッチボールやブルペンから試して、僕は立場的に打たれてもいいと思っているので、実戦でもどんどん試していきたいです。
自主トレで取り組んでいた「疲れても崩れない体作り」も継続していきます。例えばチューブで体を止めてステップしたり、体幹に力を入れながら他の動きをしたり。10段階で表すとして、いつもは「8」くらい崩れていたのが、「2」や「3」に収まれば、成績にもつながるかなと思います。
もちろん、目指すのは開幕投手です。目標にしていたWBCの日本代表メンバー入りはかないませんでしたが、選ばれなかったものはしょうがない。開幕戦に投げる、ローテーションを守る、タイガースで優勝する、今はもうそれだけなので。ファンの皆さまもぜひ、温かい声援をよろしくお願いします。
◆昨季の青柳が左打者に投じたスライダー291球のうち、57%を占める167球が外角への投球だった。一方で、内角への投球割合は23%の66球と少ないものの、被打率を見れば13打数1安打で.076と抑えている。対左打者のスライダー全体を見ても被打率.164とすでに有効的な球種だが、意図的に内角へも投じることができれば、より相手打者を苦しめる球となりそうだ。自らの武器をさらに磨く姿勢に、エースへと上り詰めた理由が垣間見える。(データは共同通信デジタル)
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