高木豊氏 非公開守備練習でのミス続出に苦言の阪神・岡田監督に同感「矢野監督時代に優勝できなかった原因は守備にあるから」
プロ野球解説者の高木豊氏が7日、自身のユーチューブチャンネル「高木豊 Takagi Yutaka」を更新し、非公開で行われた5日のサインプレーでミスが続出したことに「サインだけ出来上がって呼吸が合えへん。こんなんなら隠す必要はなかった」と怒りを表した阪神・岡田監督に同感の意を示した。
「守備ってのは長丁場を戦うのにすごく大切なこと。矢野監督時代は守備がチームの足を引っ張っていた。優勝できなかった原因ってのは守備にあるから。だからカミナリも落とすし、そこら辺は高く意識を持ってやってくれということだと思う」と岡田監督の思いを代弁した。
続けて「広島が3連覇できたのも、菊池が入ってきて田中と二遊間を組み出した(ことが要因のひとつ)。守備が固まって初めて3連覇できた」と守備の重要性を説くと同時に、5年連続でリーグワーストの失策を数える守備のミスを減らすことが、阪神の18年ぶりのリーグ優勝につながると位置づけた。
ここまでの阪神のキャンプについては「守備練習を丁寧にやっているという印象。バッティングも(打撃)ケージごとに、ある程度課題を与えている印象を受ける」とし、昨年までとの違いとして「雰囲気が全く違う。去年はすごく明るく楽しくという感じだったけど、今年はひとつのことに対して考えを持ちながらやっている感じがする」とした。
なお、岡田監督は公開で行われた6日のチームプレーに関しては「今日は良かったよ」と納得顔を浮かべている。