「阪神春季キャンプ」（１６日、宜野座）

　阪神・青柳晃洋、伊藤将司の両投手がフリー打撃に登板し、今キャンプ初めて打者と対戦した。打者は小幡、ドラフト１位・森下、高山、渡辺諒の４人。捕手は高卒２年目の中川が務めた。

　開幕投手の本命・青柳は打者６人に対して安打性１、２四球、最速１４３キロをマーク。森下には２打席目に１１２キロ変化球を左翼線へ運ばれた。今キャンプでは左打者の内角へのスライダーや右打者のシンカーなど配球の幅を増やすこと、球宴でヤクルト・高津監督から教わったシンカーの習得を課題に取り組んでいる。シート打撃登板へ向けては「全球種を使いながら、どういう反応なのか見られたら」と意気込んでいた。

　エースに負けじと開幕投手を狙う伊藤将は、打者８人に対して安打性３、最速１４４キロ。森下には２度対戦して２安打を浴びた。今キャンプでは昨年と同様、直球を主体にブルペン投球。「左打者に対してのインハイとか、バッターがどれくらい嫌なのか確認したい」と話していた。