阪神・ビーズリー 絶叫154キロ「打者と対戦でスイッチ入った」計7打席で安打性1本

 高山(9)、森下(右)らを相手に力投を見せたビーズリー(撮影・飯室逸平)
 ランチ特打に登板して力投するビーズリー(撮影・立川洋一郎)
 笑顔を見せるビーズリー(撮影・中田匡峻)
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 「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)

 来日初の打者との対戦で、阪神のジェレミー・ビーズリー投手(27)が“絶叫投法”を解禁した。小幡、森下、高山、渡辺諒と計7打席対戦して21球。最速154キロを計測し、小幡から空振り三振を奪うなど安打性1本に抑えた。

 「試合になったら、すごくうるさくなってしまう」と予告していた通り、右腕を振るうたび、晴れ渡った宜野座に「ウワッ!」と雄たけびが上がった。「打者と対戦するとスイッチが切り替わるというか、勝手に体から(声が)出てくるので、スイッチが入った証拠なのかなと思います」と笑みを浮かべる。

 ブルペンから“豹変(ひょうへん)”した姿に岡田監督も「ブルペンであんな声出してなかったよな。声出したからびっくりした」。驚いたのは声だけではない。「スライダー、あれ良かったよな。曲がりが遅いからな。後ろ(テイクバック)が小さいから、バッターはタイミング取りづらいんやろうな」と目を細める。

 ストライクを先行させながら、カットボール、スライダー、フォークを試し、直球は150キロを超えた。仕上がりは上々で「(開幕まで)まだ1カ月半くらいありますけど、いつでもいける準備はできています」と口も滑らかだ。“勝利の方程式”の一角として期待される助っ人が、臨戦態勢を整えつつある。

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