阪神 2軍新施設球場名が決定「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」25年2月に尼崎・小田南公園に移転

 新球場の名称を「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」と発表する阪神・百北社長(右)ら(撮影・北村雅宏)
 新球場の名称を「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」と発表した会見場=都ホテル尼崎(撮影・北村雅宏)
 新球場の名称を「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」と発表する(左から)尼崎市副市長・森山敏夫氏、阪神電気鉄道株式会社取締役・谷本修氏、日鉄鋼板株式会社常務執行役員西日本製造所長・川口靖隆氏、株式会社熊谷組常務執行役員関西支店長・若林誠氏、株式会社阪神タイガース代表取締役社長・百北幸司氏(撮影・北村雅宏)
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 阪神は22日、2025年2月に兵庫県尼崎市へ移転する2軍施設の球場名が「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」に決まったと発表した。命名権の契約期間は2022年度から27年度まで。

 球団は阪神電鉄、尼崎市と協力して同市の小田南公園に2軍施設を移転し、「ゼロカーボン ベースボールパーク」として整備、運営していく計画を進めている。

 この日は尼崎市内で関係三者と日鉄鋼板、熊谷組とのパートナー契約の調印式が行われた。

 阪神の2軍は1979年から尼崎市の阪神浜田球場を使用していたが、1995年から現在の鳴尾浜(西宮市)に移転した。阪神の百北幸司球団社長は、殿堂入りしたバース氏の打球が浜田球場のライトフェンスを越えたという逸話を紹介するとともに「30年ぶりに原点の地、尼崎に帰ることになった」と感慨を込めて語った。

 和田豊2軍監督からもビデオメッセージが寄せられ、「このような施設の充実はファーム監督としても心強く感じている。2年後の開業の折には、魅力ある若い選手達が尼崎の地で1軍の地で切磋琢磨し、躍動していけるように、今からしっかりと鍛えていきたい」と意気込んだ。

 新施設は阪神大物(だいもつ)駅から徒歩5分で、メイン球場の観客席は現在の鳴尾浜球場の7倍以上となる約3600席。2023年3月1日から着工し、25年1月末に竣工予定。

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