阪神 遊撃争いは木浪が攻守に安定感で一歩リード 小幡は守備で強み生かせず

 「阪神春季キャンプ」(27日、宜野座)

 阪神は27日、沖縄の1、2軍キャンプを打ち上げた。リーグ随一と言われる投手陣の仕上がりは?注目された遊撃、両翼争いの現在地は?デイリースポーツの阪神担当が、テーマごとに今キャンプを総括する。

 今キャンプ最大の焦点は遊撃レギュラー争いだった。22歳の小幡か、28歳の木浪か。昨秋のキャンプから続く一騎打ちは、攻守に安定感を示した木浪が、一歩リードの展開だ。

 木浪は初実戦となった11日の紅白戦の1打席目に“チーム1号”を放つと、19日・サムスン戦で4安打の固め打ち。実戦6試合で打率・421、1本塁打、3打点。守備でも堅実さをアピールした。

 就任以来「ショートは打たんでええよ」と話してきた岡田監督も「当然使わなあかんなあ」と打撃の好調ぶりに目を見張る。

 一方、小幡はストロングポイントの守備で粗さが目立った。バットも実戦9試合で打率・143、0本塁打、1打点と力不足を露呈してしまう結果になった。ただ高卒5年目の小幡にとって本格的な定位置争いは初めての経験。当初から本命と見られていただけに、プレッシャーも想像以上だったに違いない。

 今後も続いていく2人のレベルの高い争いが、チームの課題である守備力アップにつながっていくはずだ。

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