阪神・才木 3・6侍戦で先発濃厚 中9日休養十分「結果出してアピールできたら」
阪神の才木浩人投手(24)が3月6日に京セラドーム大阪で行われる日本代表「侍ジャパン」との強化試合に先発することが28日、濃厚となった。今季4度目の実戦登板。確実視される開幕ローテーション入りへ“侍斬り”で弾みをつける。
若き本格派右腕が、世界一を目指す侍の前に立ちはだかる。春季キャンプで好投を続けた才木の次回登板は、侍ジャパンとの強化試合で先発することになりそうだ。
キャンプでは12日の紅白戦で初実戦を迎え、18日のDeNA戦、24日の2軍・日本ハム戦と中5日で登板をこなした。右肘のトミー・ジョン手術から2年3カ月が経過。「全然問題なく投げられているし、体も別に不安はない。すごく充実したキャンプになった」と語っており、開幕ローテ入りに支障はない。
前回登板では2軍相手とはいえ、4回1安打無失点6奪三振と圧巻の投球で岡田監督をうならせた。今季4度目の実戦となる侍戦は中9日と休養も十分。強力な侍打線は才木の“現在地”を推し量るのに申し分ない相手で、好投を演じれば開幕ローテへの説得力をさらに増すことになる。
岡田監督は7日の韓国戦(京セラD)を先発争いの区切りとし、開幕に向けた逆算に入っていく方針を示している。才木も6日の登板を最後に開幕を見据えた調整に突入する。「イニングを伸ばしていきながら、しっかり結果も出して開幕ローテーションに入れるようにアピールできたら」。開幕まで1カ月。フル回転を目指すシーズンへ着実に歩みを進めていく。