阪神・ビーズリー 開幕絶望 代役はK・ケラーか浜地 岡田監督「1年間で治したらええ」

 円陣の後ろで話を聞くビーズリー
 練習開始前にグラウンドから引き揚げるビーズリー(撮影・高部洋祐)
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 阪神の新外国人、ジェレミー・ビーズリー投手(27)の開幕1軍が1日、絶望的となった。右足のコンディショニング不良で春季キャンプ最終日に一足早く帰阪。この日も全体ミーティングに参加後にグラウンドを後にし、岡田監督は「(復帰まで)そらかかるやろな。膝裏やな」と明かした。

 不安視されるのが、代役守護神の問題だ。抑えの最有力候補である湯浅がWBC日本代表に選出されたため、その代役として期待されていた助っ人右腕。だが、指揮官は「期限も言うてない。1年間で治したらええと思う」と開幕までという期限を設けず、完治を最優先させる方針だ。

 代わる候補の1人がK・ケラーだ。当初から名前は挙がっていたが、キャンプ初実戦だった2月26日のオープン戦・日本ハム戦(名護)で1回3失点と精彩を欠いた。ただ、翌日にはブルペン入りして修正を試みるなどし、来日2年目の経験を生かすことが期待される。

 一方で、「いなかったらいなかったで、日本人で十分いけるからな」と指揮官。昨季「七回の男」として飛躍した浜地にも開幕守護神の可能性が浮上した。抑え適性の一つに挙げられる奪三振率は昨季7・23ながら、登板52試合で5四球のみ、防御率1・14と安定感は抜群。春季キャンプでは、落ち球として新球「速いチェンジアップ」の完全習得にも取り組んだ。浜地は「良いポジションで投げたいですけど、まずは開幕に残ることを第一に」と力を込める。

 開幕まで約1カ月。スタートダッシュを成功させるべく、最適解を模索していく。

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