阪神K・ケラー 汚名返上の3者連続三振 岡田監督「アイツは2年目やから危機感がある」

 力投するK・ケラー(撮影・高部洋祐)
 5回、K・ケラー(左)とタッチを交わす梅野(撮影・飯室逸平)
 5回、登板するマウンドにダッシュで向かうK・ケラー(撮影・北村雅宏)
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 「オープン戦、阪神2-7オリックス」(5日、甲子園球場)

 汚名返上のKKKや!!来日2年目を迎える阪神のカイル・ケラー投手(29)が今年2度目の実戦登板。前回2月26日・日本ハム戦(名護)では1回3失点と精彩を欠いたが、この日は昨季日本一チームの中軸を3者三振に斬って取った。

 「全体的に良かったですね。真っすぐのいく感じも、フォークも悪くなかった」

 2点ビハインドの五回に登板。まずは、メジャー通算107本塁打の新助っ人・ゴンザレスを10球粘られた末に見逃し三振。続く4番・杉本も見逃し三振に斬ると、森はキレのあるフォークで空振り三振に仕留めた。直球は最速153キロをマークし、威力も十分。梅野からフォークを多投するよう助言をもらったといい、「梅野捕手が受けてくれて『良かった』と言ってくれた。もっと良くなる」と手応えを明かした。

 助っ人右腕の変化に岡田監督も納得顔だ。前回登板の翌日、同戦に登板したB・ケラー、ビーズリーの外国人投手の中で唯一、ブルペン入り。指揮官は「そういうことやろ。アイツ(K・ケラー)は2年目やから危機感があるいうことやろな、はっきり言うて。そないしてな、段々そういう(良い)投球になるいうことやろ。良かったんちゃう」と評価した。

 WBC日本代表に選出された湯浅に代わる代役守護神の候補。2年目の経験値を生かし、開幕まで仕上げていく。

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