阪神・近本“今季1号”は由伸撃ち弾 侍・栗山監督に“恩返し”「楽しくいこうと」
「カーネクスト2023 WBC強化試合、日本代表8-1阪神」(6日、京セラドーム大阪)
阪神・近本光司外野手(28)が侍エースから“今季1号”を放った。三回、マウンドに立つのは日本代表の背番号18を担う山本。大谷の衝撃弾が飛び出した直後、2死走者なしの打席だった。フルカウントからの7球目、内角高め159キロストレートをはじき返すと、鋭い打球は右翼席へと飛び込んだ。
ヌートバーが1番打者として鮮烈な侍デビューを飾った一戦。虎のトップバッターは、代表指揮官に強烈な恩返しをお見舞いした。昨年11月には栗山ジャパンに選出されるも、本戦出場はかなわず。試合前に対面した栗山監督が、申し訳なさそうな表情を浮かべる場面もあった。
強力メンバーを相手にしての一発に、近本は「楽しくいこうと思っていた、というか楽しかったんで。球場の雰囲気とか、ヌートバーとか大谷とか、哲人さんの応援とかも。オールスターのような感じで入っていたんで、シーズンと違う感じでした」と野球少年のように満足していた。