阪神・岡田監督 大山、輝に喝!クリーンアップ固定再考も 「打ってるの6番以降ばっかりやん」
「オープン戦、巨人6-4阪神」(22日、東京ドーム)
そろそろ目を覚ませ!阪神・岡田監督が悩める主砲コンビにカツを入れた。チームの主軸と期待するからこそ、口調は厳しくなった。
「打ってるのは6番以降ばっかりやん、そういうことやんか。だからいつまでもなあ。引っ張っていくっていう選手(が打つ)っていうかな。それが理想やけどさ。でも打てんかったら、それはあかんわな」
監督就任以来、「一塁・大山」、「三塁・佐藤輝」の固定とクリーンアップ起用を明言してきた。だが、この日、大山は4打数1安打2三振。佐藤輝は4打数無安打で3試合連続無安打となった。この状態が続けば「理想の形」さえ、再考を余儀なくされてしまう。
一方、三塁も守れる渡辺諒はオープン戦で打率・310をマーク。代打の切り札と期待される原口はキャンプから好調をキープ。この日は「9番・DH」で出場し、2打席目に痛烈な左前打を放った。大山、佐藤輝の不振が長引けば「一塁・原口」、「三塁・渡辺諒」のオプションも現実味を帯びてきそうだ。
佐藤輝は16日の練習から右足の上げ幅を従来よりやや抑えめに。翌17日・ヤクルト戦では早速一発を放ったが、結果が長続きしない。指揮官は「タイミング取られへんからやろ。でも飛ばんかったらあかんわな。スイングが鈍くなったら。鋭いスイングができんと力負けしてまう」と指摘。佐藤輝も試行錯誤していることを認め、「頑張ります」と繰り返した。
得点力アップへ、2人の爆発は不可欠だ。開幕まで残り3試合。復調の兆しをつかみ、すっきりと開幕を迎えたい。