左肩痛で離脱している阪神・伊藤将司投手（２６）が開幕ローテから外れることが２２日、分かった。岡田監督が明かした。

　伊藤将は１０日に違和感を訴え、２５日・オリックス戦（京セラ）での復帰登板を経て開幕２戦目となる４月１日・ＤｅＮＡ戦（京セラ）へ向かう青写真を描いていた。だが、この日、鳴尾浜のブルペンで本格的な投球練習を再開したばかり。球数も２７球にとどまり、指揮官が決断を下した。

　「投げたのは聞いてるけど、そらまだまだや。もうちょっと球数も増やしていかなあかんし。（２５日は）もう他のピッチャーでいくよ。中途半端になあ、またおかしなってもあかんし。ある程度万全ならんと、無理やろ」

　代役候補として、２５日・オリックス戦の先発に決まったのが秋山だ。１９日・ヤクルト戦は３回２安打無失点と結果を残した。ただ、指揮官は「秋山で（開幕２戦目）行くのは決定じゃない。誰かをあてはめなあかんからな。それは次の登板で見てからやな」と２５日の投球を見て、最終判断することを強調した。

　秋山のほか、今後も中継ぎ要員として１軍に帯同する村上や２軍再調整中のＢ・ケラーが代役候補に挙がる。シーズン開幕を約１週間後に控えた中でのローテ再編。伊藤将の穴はあまりに大きいが、リーグ屈指の先発陣で難局を乗り切る。