世界一侍 阪神・湯浅「開幕からチームの力になれるように」ダル直伝のスライダー、フォークも確認

 WBC優勝メンバーの湯浅はメダルを手に笑顔(撮影・中田匡峻)
 練習前の宇田川(中央)を見つけ抱きつく湯浅。右は山崎颯(撮影・立川洋一郎)
 カメラの視線を感じた村上(右)は湯浅を指さす(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、阪神-オリックス」(25日、京セラドーム大阪)

 WBC日本代表に選出され、世界一を獲得した阪神・湯浅京己投手がチームに合流した。NPB球を使い、キャッチボールを行うなど調整。練習後に取材対応し、心境を語った。

 NPB球の感触は「むちゃくちゃ投げやすかった。問題ないかなと思います」とWBC公式球との大きなギャップもなかったと強調。26日に問題なければブルペン入りする予定で、首脳陣と相談しながら開幕へ照準を合わせて調整する。「しっかり1週間もあるので、逆に言えば」と自信をのぞかせた。

 一問一答は以下の通り。

 -世界一になって。

 「いろんな人におめでとうと言ってもらいました」

 -連絡はどれくらい届いた。

 「数えきれないぐらいです」

 -世界大会でどういう経験ができたか。

 「本当に貴重な体験をたくさんさせていただきましたし、アメリカの球場で投げさせていただいて、日本とはまた違った雰囲気というか、会場全体の空気感が本当に全然違ったので、本当にいい経験をさせてもらいました」

 -メキシコ戦での登板を振り返って。

 「本当に何も考えずに、自分の投球を心がけてマウンドに上がりました」

 -この経験はシーズンにどう影響するのか。

 「最後打たれましたけど、本当に悔しさとかもありますけど、本当にいい経験になりましたしこの悔しさをしっかりシーズンに生かしていけるように、あの経験を無駄にしないようにしっかり戦っていければなと思います」

 -トップレベルの選手とも会話した。

 「ダルビッシュさんには、いろんなことを教えてもらいましたし変化球のにぎりも、今日、日本のボールで握りを試しながらダルビッシュさんに教えてもらった投げ方をしてみたり。まだキャッチボールですけど、感覚良く投げられているので、日本のボールでも投げられるんじゃないかなっていう感触があります」

 -ダルビッシュからはスライダー、フォークを教わったが、新たな発見は。

 「そうですね、もともと投げているスライダーとは違う感覚で、教えてくれて投げて見たら、結構いい感じに投げられていたので、その感覚をスライダーだけじゃなくて、他の変化球で生かせるんじゃないかなと思っているのでそこはちょっとずつ試しながらやっていければなと思っています」

 -NPBのボールでのキャッチボールの感触は。

 「やっぱり握りやすいですし、キャッチボールしてきてもすごく投げやすかったです」

 -調整もしやすい。

 「そうですね、しっかり1週間もあるので、逆に言えば。しっかり調整できると思いますし開幕からしっかりチームの力になれるように頑張りたいです」

 -シーズンへの意気込み。

 「投げる回はそこまで気にせずに、自分の力を去年と一緒のように出すだけだと思うので、どういう状況でも自分の投球をどんな場面でもできるように、開幕から去年より成長した姿を見せられるように頑張ります」

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