阪神・岡田監督 岡田節全開の一問一答「そらスッと(勝ちまで)いってほしいよ」「代えてたんやね、アレね」
「阪神6-3DeNA」(31日、京セラドーム大阪)
岡田彰布監督がタテジマでは5276日ぶりの勝利を挙げた。3点リードの九回は守護神・湯浅が1死満塁のピンチを招くも、無失点で切り抜けた。
試合後の一問一答は以下の通り。
-最後は湯浅、満塁でソト、よく抑えた。
「まあ、初めて。3点あって。あの1点で楽にしたと思ったんだけど。まあ、こんなもんでしょう、開幕ね。本人も抑えないといけないという重圧はあると思うし。みんなで持ってきてくれた9回なんで。内容とかは抜きにして0点で抑えたのはよかったんじゃないかなと」
-15年ぶりシーズンで迎えた開幕白星は?
「点はとれたし、序盤はすごくよかった。青柳は7回までいけるんかと思ったけど、序盤から飛ばしていたからね。まあ、なんとか岩崎の1点で。まあ、あとの3イニングはちょっと長かったけど、まあ開幕でね。まあ。去年は、あんまり関係ないんだけど、いやな感じがしたんよ。去年のみてたからね。俺は全然去年は関係ないんだけど。俺は、そういうシーンが頭をよぎったね」
-開幕投手の青柳は、序盤は守備でもいいプレーが。
「そうですね、おーん。まあ、なんていうか、アウトにするボールをアウトにしよう。それを基本的なことにしてずっとやってきたので、今日は本当にいいプレーがあったと思いますね」
-こだわりの二遊間、まず中野がいいプレー。
「そうですね」
-小幡のダイビングキャッチもあった。
「あれもね、先頭だったので、大きいですね」
-石田を攻略した。2回は大山と佐藤の安打から得点に。
「去年のことをいったらダメだけど、相当、DeNAの左ピッチャーに抑えられているデータがあったけど、そういうのは抜きにして、今年は今年と言うことで、開幕というのは野手はよくわかるんでね、ヒット1本出るまではやってみないとわからない重圧があるので、早いうちにうってもらわないとダメな2人が早いうちにヒットが出たのでだいぶ楽になったですね」
-板山がいいプレーをした。
「あーそうですねー…(森下を)代えてたんやね、あれね。なんで代えてたんやろ(青柳交代の場面で岩崎を6番に入れ、板山を9番に)。まあ良かったですね」
-八回の1点の取り方が絶妙だった。
「梅野の当たりも微妙だったけど、8番の小幡が3本打ったし、そのへんは、本当は2点でも大丈夫なんだけど、あの1点というのは、やっぱりすごく楽にしたんじゃないかな。最後のフォアボール3つ出しても3点というのはだいぶ違ったよね」
-岩崎、浜地、K・ケラー、湯浅を登板させられた。
「うーん、ねえ、開幕のプレッシャーとか抜きにしても、ちょっと、ねえ、ボールは高いし甘いしっていうのは、おーん、そのへんはだいぶ修正しないといけないところもあるかも分からないね」
-今日の勝利を。
「143分の1だけど、負けるよりも当然まず1つ貯金1つ作った方がいいに限ってるし、とにかく先発6人投げるまでは開幕のつもりで、選手も何とか先発に白星つけられるように、今日みたいな、5点6点取れたけど、援護してやってね、こういう先発ピッチャーが出てくるんで、こういう状態が続くと思うんだけど、辛抱してね、明日も明後日もやっていきたいと思いますね」
-青柳の交代は思い切った。
「いやいや、あれ始まる前は7回までいける言うとったんや。80(球)いってなかったしな。でも途中であの回だけはいかそうと思ったけどな。まあ、後ろのピッチャーも楽なところで投げさせたかったしな、結局。そういうのもあってな。あれはオレが間違ってな。まさか神里に代打出すとは思わんかったからな。だから2番(林)は辛抱したんやけどな。あれはオレが間違ごうたな。ちょっと。宮崎が出てくるとは思わんかった」
-ああいう場面は経験豊富な岩崎。
「うん。まあ、だから、そうよね。左っていうのもあったし、やっぱり一番経験のあるね。だから結局は、もしランナーいてる時に交代するのであれば岩崎いこうと思ってた。経験あるもんでないと。ほかのピッチャーは、初めての登板はイニングの頭からいかそうと思っとったんでね」
-ベンチで点を取る。スクイズなど効果的。
「まあ、そうだな。追加点という意味ではね。まあヒットの割には効率的にな、点取れたと思うし。まあ、そういう意味ではよかったんちゃうかな。バリエーションというか、そういうのもね、だいたい流れ的にはすごい、いい流れで点数を、追加点も重ねられたしね」
-九回以外の継投は今後も展開をみながら。
「そうやな。まあ誰でもよかったいうとおかしいけど、みんなちょっとね開幕させてやりたいというのがあるから。それもな、楽な時に投げれたらいいけど、楽なところで投げさせて2点取られたら、後がきつくなるからな、でもな。あんまりそれもあれやけど。まだまだ開幕してない野手もいるし、ピッチャーもいるけど、あしたも開幕みたいな感じになると思うよ。みんなが落ち着いた感じにできるまではな」
-小幡がいいスタート。
「おお、いい流れで入ったねえ。今までの分くらいヒット打ったんちゃうか、3年分くらい。4本か。あと1本で追いつくやん」
ー最後まで悩んで決めた遊撃手だが。
「いや、いつでもいけるショートがいるからや。木浪というな」
-四球なども効果的に絡めた。
「下位の方が(得点)入りそうな気がするな。それはええことやんか。下位からも点数取れたら、そらええことやけどな」
-去年がよぎったと。
「いや、よぎるよ。パッと見たらケラーやったから。よぎるやろ。俺は何にも関係ないけど、そらしゃあないやん。投げてるのケラーやったから、そらよぎるやろ。よぎったよ、そやろ。当たり前やろ。(もし)俺スタンドで見ててもよぎったよ。スタンドでもベンチでもよぎったよ」
-再現にならなかったことが良かった。
「そうやなあ。だからフォアボール3つ出しても0点に抑えたことが大きいんじゃないかな、湯浅にしても。まあ次の登板はああいうことはないと思うけど。これは後ろのピッチャーなんか先発に勝ち付けたる、自分もセーブつく、ホールドつくと、それが後ろのピッチャーのプラスマイナスが大きいっていうけど、まず先発にな、勝ち星をつけるのが一番やからな、結局。それはよかったな。後ろのブルペンも苦しんだけど、最終的にはな、やっぱ湯浅も0点で抑えたのがよかったんじゃないかな。1点でも取られるのと、0点というのはな」
-スッと勝つよりも良かった面も。
「いやいや、そらスッと(勝ちまで)いってほしいよ。そら、こっちは。でも143試合もしたら、いろんなこと起きるよ。それが起きても、うまいこと0点で終わってくれる起き方だったらええけどな。今日みたいにな」