“投球オタク”阪神・才木の秘密兵器「ピッチングスリーブ」

 今年の2月中旬。沖縄にいた阪神・才木浩人投手のもとに米国から輸入した“秘密兵器”が届いた。はたから見ればゴルフクラブのヘッドカバーのような代物が、すさまじい直球の球威を維持する支えとなっている。

 米国の野球、ソフトボール用品ブランド・POWERNET社から発売されている「ピッチングスリーブ」。袋の中に手を入れてボールを握り、腕を振ってボールをリリースできる仕様になっている。場所を選ばずに、どこでもボールを投げられる有能アイテム。「バドミントンのラケットでシャドーピッチングする感じ。便利に使える」と愛用のトレーニング用品の一つに加えた。

 今季から虎風荘を出て1人暮らしを開始。新居の一室はバランスボール、ヨガマット、ストレッチポールなどを置いたトレーニング部屋と化しており、そこで同アイテムを使用。「暇な時間に腕を振る感覚を確かめる」と、スキマ時間を活用してリリースの感覚を養っている。

 同アイテムも自らネットで注文して取り寄せるなど、日本にとどまらず海外のトレーニング知識、道具にもアンテナを張り巡らせる才木。“投球オタク”の好奇心が、成長速度を加速させる。(デイリースポーツ・阪神担当・北村孝紀)

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