阪神2軍 伊藤将が左肩違和感から実戦復帰 井上に4号2ラン、高山が17打席ぶり安打

 投球後に悔しそうな表情を浮かべる伊藤将(撮影・石井剣太郎)
 2回、1点を失いうつむきながらベンチに戻る伊藤将(撮影・石井剣太郎)
 5回、2ランを放つ井上(撮影・石井剣太郎)
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 「ウエスタン、阪神4-9オリックス」(8日、鳴尾浜球場)

 阪神2軍は、悪天候の影響により、ノーゲームとなった5日のウエスタン・広島戦(由宇)から3試合ぶりの実戦となった。

 先発の伊藤将は左肩違和感から実戦復帰。2四球を与えるなど3回5安打3失点だった。降雨中止の影響で先発復帰が持ち越しとなった森木は3番手で登板し、首の張りから復帰後最長の3回2/3を5失点。4四死球に2被弾と、課題を残した。

 打線は、3点を追う三回に山本が中前適時打をマーク。五回には井上に3月21日の同・ソフトバンク戦以来となる4号2ランが飛び出した。さらに新助っ人のミエセスが3安打1打点と躍動。九回1死満塁の絶好機では右前適時打を放ってアピールした。八回には代打で登場した高山が3月19日の同・広島戦以来、17打席ぶりとなる右前打をマークした。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -伊藤将が実戦復帰。

 「本人も段階を踏んでの3イニングということだったので。多少の微調整というか、あれだけ制球力のあるピッチャーだから、きょうはちょっとずつ外れてたから、そこら辺のギャップというか、そこだけだろうね。球自体は悪くなかったし」

 -岩貞も2度目の実戦。

 「散らばるのは持ち味だから、球の強さも出てるし順調に来てるんじゃないかな」

 -1軍から要請があった場合、GOサイン出せる状態。

 「本人がどういう感覚を持っているかだけど、見たところはしっかり腕も振れているし十分いけるんじゃないかな」

 -森木は久々に長いイニング。

 「きょうは球数を投げる事が第一目標だったので。だいたい80~90球というところでマウンド行かせて、そこはクリアできたので。次また先発の機会もあると思うし」

 -井上に久々の一発。本人はそれ以外の打席が良くなかったとも。

 「きょうも4番打ってるけど、ホームランか三振かというちょっと7番バッター的な感じになっちゃってるんで。やっぱり凡打の内容を上げていかないと1軍で勝負しようと思ったら。100か0じゃ、そういう選手も必要な時もあるけど、あとは凡打の内容が上がってくともっともっと結果も出てくると思うので。ホームランは打ったけどその他の3打席がね。その反省ができるようになったこと自体が成長していると思うし、打ったのを喜ぶよりも悪い打席の反省という向上心というのは成長しているんじゃないかな」

 -ミエセスは3安打1打点。

 「やっぱり状況に応じたバッティングができているね。ミエセスの場合は逆に打てない時も内容は良いよね。あまり極端なボール球は振らないし、ちょっと甘い球を打ち損じるところがまだ少しあるけど、内容は非常に良いんじゃないかな」

 -1軍は良い状態の選手が多いが、その中に入っていくために。

 「こっちはいつ声がかかっても良いように準備するだけだもん。今は役割分担がきっちりできているから、もうちょっと先になるかもしれないけど、いつ声掛かるか分からないから。いつ声が掛かっても良いという状態をいかに保てるかだね」

 -高山が久々に安打。

 「本当、久しぶりだね。公式戦に入って内野安打2本しか打ってなかったから。きょうのヒットで本人の気分的にも少しスッキリしただろうし。また明日から楽しみにして」

 -代打での起用。

 「外野手も結構いるので、全員は出られないからね。もちろん、スタメンがなくなったわけじゃないし。スタメンで出たり代打で出たりといろんなことが考えられるからね」

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