仰天の岡田采配に場内騒然 7回完全の阪神・村上に代打 解説者「ギリギリなんです。ボールとしては危ない」も…
「巨人1-2阪神」(12日、東京ドーム)
阪神・村上が7回完全投球で、代打が送られた。
岡田監督の思い切った采配に、東京ドームの阪神ファンは騒然。村上はプロ未勝利とはいえ、大記録への期待が高まっていた。左翼席からは「えーーーー」の声も響いた。
ネットも騒然となるなか、中継したBS日テレでは解説者・江川卓氏が岡田監督の采配を支持。「ボールが来てない。ギリギリなんですよ。よくあるんですが。完全試合なんですが、ボールとしては危ない。勝つために、もちろんそうですねぇ」と語った。福留孝介氏は「ドラゴンズの山井を思い出しましたね」と振り返った。
村上は初回を三者凡退で立ち上がると、二回には智弁学園の2学年先輩にあたる巨人・岡本和を148キロ直球で空振り三振。七回まで84球を投じ、一人の走者も許さない完璧な内容を続けていたが、岡田監督が交代を決断した。
だが、この采配は結果として裏目に。直後の八回、代わった石井が先頭岡本和に初球を振り抜かれ、痛恨の同点ソロを浴びた。
その後、試合は延長に突入し、十回に阪神が勝ち越し。そのまま勝利した。