「巨人１－２阪神」（１２日、東京ドーム）

　阪神が１－１の同点で迎えた延長十回に近本の適時打で勝ち越し。先発の３年目・村上頌樹投手は７回無安打無失点、パーフェクト投球を見せた。

　完全試合でプロ初勝利を挙げていれば、ＮＰＢ史上初の快挙だったが、岡田監督は八回に交代を決断。結果として継投した石井が巨人・岡本和に同点弾を浴び、村上の初勝利は消えた。この采配にＳＮＳ上では一時「村上かわいそう」がトレンド入りするなど、ファンから賛否両論さまざまな声があがっている。

　「せめて四死球出すかヒット打たれるまで」「ファンにも失礼」「達成出来たら、野球人生として最高の瞬間」「継投させて負けてもファンは納得したと思う」との声がある一方「せめて２点差あればな」「かわいそうはわかるけど仕方ないやろ」「援護出来んかった打線がアカンわ」「勝ったのがせめてもの救い」「大事なのは個人の記録よりチームの勝利じゃ」「降板後、ベンチの村上は笑顔だった」と擁護の声も。

　また一部ではトレンドワードを見たファンによる「燕の村上かと」「村神様かと思ったら」「ヤクルトの村上？死球とか？」と、昨季三冠王を獲得し、侍ジャパンで世界一奪還に貢献したヤクルト・村上宗隆内野手と勘違いしたコメントも見られた。