落合博満氏は岡田采配に理解「一番、つらいのは監督ですよ」賛否がわき起こった完全投球の村上交代劇
中日で監督を務めた落合博満氏が16日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。12日の巨人-阪神戦で阪神・岡田彰布監督がパーフェクト投球を続けていた村上を降板させたことについて理解を示した。
「ベンチの村上を見ていると、やりきった表情だった。笑顔が出てるのはね」と語った落合氏。「勝ち投手の権利を手にしての降板ですから、本人は納得してるんじゃないか。経験のある投手ではないし、夢を追いかけるのではなく、現実を考えて後の投手に託した方がいいと」と右腕の心境を推察した。
その上で「一番、つらいのは監督ですよ」と岡田監督の心境をおもんぱかった落合氏。「球団が勝ったことをプラスに考えて」とまとめた。監督として日本一に輝いた2007年の日本シリーズで完全試合継投を成し遂げたことと似ているという指摘については「まるっきりケースが違う。あの時は四回くらいから山井にマメができていて」と語っていた。