阪神・岡田監督 先読みで爆勝呼べ!相手バッテリー攻め方変化に「対応せな」

 阪神・岡田彰布監督(65)が17日、得点力アップへ「対応力」を磨くことを求めた。DeNAとの開幕3連戦では計16四球を選び開幕ダッシュにつなげたが、先週の巨人、DeNA戦ではストライク先行の投球に苦しみ、5試合で計11四球にとどまった。相手の攻め方が変わる中、1年間コンスタントに結果を残すためにも、先読みの重要性を訴えた。

 打席の中で、相手の変化にもっと敏感になってほしい。最近5試合は平均2・2得点。貧打解消へ、岡田監督がポイントに挙げたのが各打者の対応力だ。

 「ほとんど先に追い込まれるもんな、どんどんストライクくるやろ。なら、最初から打たなしゃあないやん。四球が点につながってたからなあ、なら、四球を出さんようにするのは当たり前やんか。相手も勝つためにな。そこを対応せな」

 指揮官が指摘するように、先週の巨人3連戦は計9四球、前カードのDeNA戦も2試合で2四球にとどまった。開幕3連戦は計16四球。ボールの見極めが開幕ダッシュの要因となっていただけに、バッテリーによる攻め方の変化は明らかだ。

 首位陥落となった16日の試合でも初球ストライクを見逃す場面が目立った。1点を追う九回には、2三振していた中野へ「振れ」と打席に入る前に伝えたという。年間コンスタントに結果を残すためにも「後追いではなくて先読みせなあかん」と将は力を込める。

 「長いシーズン、いろんな攻め方があるんやから、1年間、同じ攻め方せえへんわけやから。その辺はやっぱりバッターやったら気付くと思うけどなあ」

 得点力不足に悩まされる中、明るい材料は佐藤輝だ。3試合ぶりにスタメン復帰した前日は3打数1安打。一ゴロ、一ゴロ、右翼線二塁打の結果に「バット振らんかったら兆しも分からんやんか、見送っても」。差し込まれてのポップフライなど「悪い期間を小さくしていかなあかん」と注文を出しつつ、復調気配は感じている。

 この日は38年前にバックスクリーン3連発を記録した「4・17」。守護神・湯浅の離脱でチームは今年最初の試練を迎えている。“伝説の日”の翌日から、打線爆発といきたいところだ。

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