阪神が坂本の犠飛で先制点! 佐藤輝ヘッスラ二塁打&井上915日振り安打で好機広げる
「阪神-広島」(19日、甲子園球場)
阪神が五回、坂本誠志郎捕手の犠飛で先制点を奪った。
息詰まる投手戦の均衡をぶち破った。ここまで無安打に抑え込まれていた広島先発・遠藤を攻めたのは五回だ。先頭の佐藤輝が広島先発・遠藤の直球にどん詰まりながら、左線にポトリと落ちる二塁打。不振の続く佐藤輝は二塁ベースへヘッドスライディングを見せた。
続く今季初スタメンの井上も詰まりながら右前に落とし、無死一、三塁に好機を拡大。井上は2020年10月16日・ヤクルト戦(甲子園)以来、915日振り、通算2本目の安打となった。
坂本の初球セーフティースクイズはファウルになったが、右犠飛で佐藤輝が生還。貴重な先制点をもぎ取った。「大竹が粘り強く投げてくれているので、先に点が取れて良かったです。この後も気を引き締めて、最後まで頑張ります」と坂本。
四回まで、0-0と2夜連続で息詰まる投手戦が展開されていた。阪神の先発・大竹耕太郎投手は、5回を終えて2安打無失点。ピンチを背負っても要所を締めた。四回、1死走者なしから秋山に右翼フェンス直撃の二塁打を許したが、4番・マクブルーム、続く西川を抑えて先制点を許さず。その後も低めに集めた丁寧な投球で試合の流れを渡さなかった。
前夜はサヨナラ勝ちで首位攻防戦を制した阪神。今夜も粘り強さを発揮し、連勝を狙う。