阪神・前川右京 代打で大飛球&痛烈適時打 1軍へ左肩の状態「上げていきたい」 6日にも守備に就く予定

 「2軍練習試合、阪神5-3大和高田クラブ」(30日、鳴尾浜球場)

 阪神・前川が放った強烈な打球が一塁線上を駆けた。ベースに当たって高々と舞い上がった白球が威力を物語る。1点リードの七回1死一、二塁。痛烈なゴロで適時二塁打を記録した。

 六回先頭から代打で登場した1打席目は左中間フェンス際まで運ぶ左飛。あと一伸びで本塁打となる大飛球に、「久しぶりに強い打球が打てた。少しは評価してもいいのかな」と手応えを口にした。

 今季のウエスタンでは16試合で44打数16安打、打率・364ながら長打は二塁打2本で本塁打0。「打率でごまかしているだけで長打がない」と吐き捨てるように言った。股関節の使い方に試行錯誤を凝らしながら、“スラッガーらしさ”を取り戻す道を模索している。

 今春キャンプは1軍スタートが決まっていたが、直前に左上肢のコンディショニング不良を発症して離脱した。3月4日の教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)から右翼守備に就くも症状が再発。4月8日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)を最後にDH、代打での出場が続いている。

 2日からのソフトバンク3連戦(タマスタ筑後)には帯同しない。早ければ6日・同オリックス戦(甲子園)で守備に就くべく、鳴尾浜で調整を進める。「少しずつ状態を上げていきたい」。完全復活を果たし、逆襲を期す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス