河野万里奈 始球式で剛速球→号泣 ストライク投球に甲子園どよめき「全部の景色が夢のようで」
「阪神-中日」(2日、甲子園球場)
歌手の河野万里奈が、阪神のユニホーム姿で始球式を行った。
岩崎優投手の登場曲「アイキャントライ」を歌っている縁で、背番号13で登場。大きく振りかぶって、ノーバウンドの好投を見せ、降板後には感極まって号泣した。
「全部の景色が夢のよう。進行のさまたげにならないように泣かないようにしてたら、最後ベンチを見たら皆さんがこっち見て、拍手してくださってて。今まで大好きで追いかけてきた選手さんがやってくれてたので」と涙のワケを説明。岩崎にはこの日サインを書いてもらったといい、「『始球式頑張ってください』って、岩崎選手こんな大きい声出るんやという感じな声でいっていただいて、うれしかったです」と喜んでいた。
投球は左打者の岡林の内角にズバッと決まる見事なストライク投球だった。ファンの予想を上回る“剛速球”に、甲子園からどよめきが起こり、拍手喝采となった。河野はガッツポーズ。捕手の梅野もサムアップポーズを作りうなずいた。
ネットでは「河野万里奈」がトレンド入り。「まじでナイスピッチングすぎた」、「凄かった」、「そのまま先発しよう」などの声が上がった。
投球を終えた河野は感極まり号泣。「多分この世の歌手の中でイメージトレーニングした回数が1番だと思うんです。小さいときから、歌手になって甲子園で始球式をしたい、できればストライクを投げたいと夢見てて。寝る前、お風呂入ってるときに想像してたことが実現して良かったです」とうなずいた。