阪神・岡田監督 佐藤輝は一発よりも「最後のファーストゴロが良かったな」その理由とは?一問一答

 3回、ソロを放った佐藤輝(8)を出迎える岡田監督(撮影・高部洋祐)
 お立ち台でポーズを決める(左から)近本、青柳、佐藤輝(撮影・北村雅宏)
 ナインと勝利のタッチを交わし笑顔を見せる岡田監督(左から2人目)=撮影・立川洋一郎
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 「阪神6-3DeNA」(12日、甲子園球場)

 阪神が逆転勝ちで首位攻防3連戦の第1ラウンドを制した。試合後の岡田彰布監督は佐藤輝明内野手のソロアーチを「大きかった」と評価。その上で最終打席の一ゴロに「俺は一番良かったと思うな」と語り、その理由を説明した。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 -エースに白星。1週間ぶりに多くの得点をとったが。

 「1週間ぶりって(笑)。まあ、ねえ。エースといっても…青柳にもノイジーの二回のあの三塁アウトにしたのがなかったら二回で交代しているかもわからないよ。でも、あれでね、まあ、ちょっと間合いが長かったんで、もっとリズムよく投げていけ、と。それであそこまでいった感じですね」

 -青柳のタイムリーから二回の攻撃が始まった。あの打撃をどうみていたか。

 「いやいや、あのバッティングよりも、木浪の存在感というか、木浪がずっと左ピッチャーも打っていたんで、そういうアレでね、申告敬遠。ちょっと、こっちもびっくりしたけどね」

 -近本は3安打、サイクルも見えようかなという当たりだったが。

 「ああー。最後、風止んでいたのにね。最後の4打席目の打席は」

 -佐藤輝もバックスクリーンに一発。

 「いやいや、見送ったらボール球と思うけどね、ほんと。まあ、だからねえ、そんな力いっぱい振らなくても芯に当たれば飛んでいく、そういう感覚をつかんでくれたらいいと思いますけどね」

 -青柳は途中から立ち直ったように見えた。

 「セットに入ってから(間が)長くて、重い感じで、それでまたボールが多かったので、間隔を空けずに、ポンポンストライクを投げ込んでいけってね。だから、3回、4回くらいからけっこうそういう感じで良くなったですね」

 -100球を超えても8回も行かせたのはいろんな期待を込めてのことか。

 「いやいや、今までいいピッチングをしてたら7回で替えていましたね。要は今までの分の8回ですね。まあ、あそこ投げきってくれたら良かったですね」

 -一つ白星が付いて次回以降変わりそうな雰囲気はあるか?

 「そうですね、まあ、立ち上がりの投球を見るとまだ不安があるかも分からないですよ。次の登板でね、どれだけ立ち上がりの投球を見せるかですね」

 -あすの大竹は勝ちが続いている投手。

 「あー、ねえ。昼くらいから雨みたいだけど。なんかすごいね、大竹は。まあなんとかできるようにね。大竹はもうそのつもりでいてると思いますけど」

 -青柳への助言は2回くらいに。

 「サイン見てセットでバッターになんかこう、与える間を作ってしまうというかな、あんまり長いこと持つと、そら長いこと持つことが必要な時もあるかもわからんけどな、それがポンポンストライクいけばね、まだいいけど、それがボールボールなると、ものすごい重苦しいというかな、そういうムードになるというか、雰囲気になる、ほんでカウントも悪くなるというのがあったから。だからそれで二回ベンチでね、三回からそういうふうに投げろと、別にねこの、バッターに考える時間というか与えるなみたいなな。そんな感じで言うとったんやけどな」

 -それがはまって自分もリズムに乗っていける部分もあったか。

 「そうそうそう、だからこうね、もともとコースコース狙うんじゃなしに、ストライクをどんどん投げ込んでいく、そういうタイプやから。それにコントロールつけばそらね、一番いいんだけど、そこまで今の調子から求めるのは無理だから、やっぱり自分のテンポで自分のリズムというかな、それでストライク投げ込んでいくというな、そういうスタイルをやっぱりもう一回思い出さなあかんわな。いやノイジーのアウトがなかったら、もう二回で危なかったよ。はっきり言って」

 -攻撃も1、2番が当たりが出ると。

 「1、2番というか、まあ近本もヒット出る時はあるけど、3割くらい打ってるバッターだし、四球入れたらもっと出塁するわけやから。だいぶスタートも切れるようになってきたしな、やっぱ盗塁、走るとリズム出るんじゃないかな」

 -あんまりスタート切れなかった。

 「ずっとよ。そんなん。スチールを止めたことないよ」

 -佐藤輝もすごい当たりだったが。

 「おうなあ、まああの追加点も大きかったよ、はっきり言うて、あの振り逃げも大きかったけど、いい追加点やったよな」

 -次の打席の見逃しも良かった。

 「うーん。まあ、きょうもだいぶバッティングコーチに言うたよ。あまりにも悪かったからな。だいぶ練習というか、打つ前にだいぶ修正はしてたみたいやけどな」

 -引っ張れと。

 「そうそう。俺は最後のファーストゴロが一番良かったな。だからああいう、右バッターが今日はポイント差し込まれて、何本あった?ライトのポップフライというか、遅れ気味にバットこすったような当たりな。あれはポイント差されてるからリストが返らんよな。まっすぐ、変化球、両方ともな。ミエセスにしてもな。あんなんもっと強引にガーンといけばいいけど。まだちょっと、そのポイントにならないんやろうな。だからバット滑ってしまうんよな。だから力のないライトフライになるよな、右バッターはな。そこがもうちょっとやな。あれがガンといけたらな」

 -昨日は大きい勝利と。その流れが。

 「いやいや、そら昨日の流れはあると思うよ。まして今日先に点取られて。青柳もあんまり良くないなあというイメージを守ってても持つよな、今日の立ち上がりみたらな。それはまあ、青柳が自分で打ちよったからええやん」

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