阪神・大山 猛打ショー!4打点 2年連続母の日大活躍 満塁打率10割

 「阪神15-7DeNA」(14日、甲子園球場)

 4番の冷静な選球眼が、チームを単独首位に導いた。5打数3安打4打点の阪神・大山悠輔内野手(28)が「自分の中でキーになる打席」と挙げたのは、今季5度目の“決勝打”となる第3打席の押し出し四球だった。

 3-4の四回。近本の同点打の後、2死満塁で勝ち越しとなる押し出し四球を選んだ。続く佐藤輝の満塁弾にもつながり、「結果的にあの四球があって勝ち越せたし、その後、テルの本塁打が出てすごくいい打席だった。我慢できたのは大きかった。いつもなら力んで手を出したボールもあったので」と振り返った。

 それまでの2打席は凡退だったが、この四球を起点に六回は先頭で中前打。七回の打席も満塁で左前へ2点適時打を放った。今季、満塁での打席は3打数3安打6打点1四球。打率10割の勝負強さを誇る。八回も2死一、二塁から中前適時打で4打点目を稼いだ。

 昨年も母の日の5月8日に勝利へつなげる同点2ランを放っており、2年連続の活躍だ。「ここまで来られたのは母親のおかげ。いつも試合を見て報告をくれる。頑張っている姿をより多く見せたい」。この日も試合後に「活躍おめでとう」と連絡をくれた母へ、感謝の気持ちがあふれる。心優しい孝行息子がピンク色のバットを手に、頼もしい姿を示した。

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