【中田良弘氏の眼】以前より顔が激しく動いた阪神・西純 リリースポイントが定まらず苦しい投球に

 「阪神15-7DeNA」(14日、甲子園球場)

 2被弾などで4失点の阪神先発・西純矢投手(21)に、投手として活躍したデイリースポーツ評論家の中田良弘氏(64)が「微妙なズレ」を見て取った。

   ◇  ◇ 

 西純は久々の登板で、力みもあったのだろう。投球フォームに微妙なズレがあった。私は今春キャンプでブルペンを視察した際、スマホで西純のフォームを後ろと横から撮影した。絶好調だった当時の映像と比較すると、今日はキャンプよりも顔の動きが激しかった。

 以前から顔が動くフォームだが、今日のように大きく動いてしまうと、投球のたびに腕の角度やリリースポイントが変わってしまう。そのため、直球にいつものような伸びがなかったし、手首の位置がズレるからフォークも決まらず、苦しい投球となった。

 それでも勝ち投手になったことは大きい。四回の打席で代打を送られるかと思ったが、そのまま打席に立った。2勝目は岡田監督のおかげでもあるし、西純はこの結果を次回に生かしてもらいたい。

 チームはDeNA戦でホームゲームは6戦6勝となったが、横浜スタジアムでは2戦2敗。昨季も2勝11敗と分が悪い。優勝争いをしていく上で、次回の敵地はいいイメージを持って臨んでほしい。

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