阪神・湯浅の1軍復帰見えた 岡田監督「来週ちゃうか」 17、19日2軍戦登板で問題なければ
首位を走る虎にうれしい知らせだ。阪神・岡田彰布監督(65)が15日、新大阪駅で取材に応じ、右前腕の張りで2軍調整中の湯浅京己投手(23)について来週中に1軍復帰させる方針を示唆した。早ければ、23日・ヤクルト戦(神宮)からの1軍合流が見えてきた。
「あさって見にいくよ。湯浅が先発で投げるから。(登板は)水、金(曜)ぐらいか。日にち空けて。(復帰は)来週ちゃうか?来週で十分やもん」
豊橋へ移動前、指揮官が声を弾ませた。今回は1軍も名古屋遠征中のため湯浅が実戦復帰する17日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)を視察予定。その後、19日の同・オリックス戦(杉本商事)の登板でも問題がなければ、ゴーサインを出す。
一方で即守護神起用には慎重姿勢だ。「岩崎がええからな。別にそれは。ゲーム展開にもよるけど」。湯浅不在の間、岩崎は3セーブをマークするなど、臨時守護神を務め上げている。抜群の安定感を誇るブルペン陣に自信を持つだけに、湯浅に無理をさせなくてもいいというわけだ。
湯浅は先週、鳴尾浜で計4度ブルペン入りするなど、順調に復帰ロードを歩んできた。連投テストした14日には「問題ないです」。離脱から約1カ月。頼もしい右腕がいよいよ1軍に戻ってくる。