【岡義朗氏の眼】ノイジーの走塁に感じたわずかな隙

 「中日4-9阪神」(16日、豊橋市民球場)

 阪神が今季初の5連勝で貯金を最多の8とした。そんな中、来日初の4安打と打撃好調のシェルドン・ノイジー外野手(28)についてデイリースポーツ評論家・岡義朗氏(69)は「反省材料としてもらいたい走塁」を指摘した。

  ◇  ◇

 打線がつながり快勝した中で、ノイジーに今後への反省材料としてもらいたい走塁があった。

 初回1死満塁からミエセスの右前打で先制点を挙げた場面。外野が後ろを守っていたことを考えれば、二塁走者のノイジーにもホームにかえってきて欲しかった。後続が凡退して結局、1点止まり。しっかり準備ができていれば、2点目のホームを踏めたのではないか。

 五回無死一、二塁で佐藤輝が中堅左に打ち上げた大きな飛球に対する打球判断も少し気になった。

 二塁走者のノイジーは一旦、タッチアップの態勢をとった。大島がグラブに当てて落とした後、処理に手間取ったこともあってホームにかえってこられたが、スムーズに処理されていたらどうだったか。

 4安打を放つなどここにきてノイジーは打撃の状態が上がっている。一時期の不調を思えば安堵(あんど)するのも無理はない。ただそういう時こそ、隙のない、油断のない走塁を心がけてもらいたい。

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