阪神・ミエセス 聖地1号!大山バットで2戦連発 「熱い声援」虎党に感謝のあいさつ

 4回、甲子園で初本塁打となる先制ソロを放つミエセス(撮影・中田匡峻)
 5回表の守備につきファンの大歓声に帽子を取るミエセス
2枚

 「阪神4-1巨人」(28日、甲子園球場)

 甲子園の空に鮮やかなアーチを架けた。阪神・ミエセスは大歓声を感じながら、初めて聖地のダイヤモンドを一周。真っ黄色の打撃グローブをはめた右手でど派手に“ギャルピース”を決めた。

 「狙ったというか、むしろ落ち着いてじっくり待って、いいコースの球を打ちました」

 冷静な対応で均衡を破った。両軍無得点で迎えた四回2死。カウント1-1から松井の148キロ高め直球を振り抜き、左翼スタンドへ突き刺した。

 実はバットに秘密があった。25日・ヤクルト戦(神宮)の練習で「感触が良かった。ちょっと軽くて振りやすい」と大山のバットを借りた。その日の試合でも使い、七回に2号ソロを記録。翌日に譲り受けたという“新相棒”でこの日も出場2試合連発の3号ソロを放った。

 “4番パワー”が宿った一発は甲子園1号、初打点ともなり「ファンの熱い声援というか、祝福を受けたことをすごくうれしく思います」と喜びをかみしめた。

 二回には左前打も放っており、3試合ぶりのスタメン起用に応えたM砲。「今まで通りしっかり集中して一戦一戦全力で戦うだけかなと思います」。冷静な言葉に熱い心を宿らせ、交流戦でも躍動する。

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