阪神・大竹 7勝目スルリもセ投手3冠 規定到達7回途中2失点「感じたことを大事に」

 「阪神6-5ロッテ」(3日、甲子園球場)

 勝利寸前で自身の勝ち星は消えたが、阪神・大竹耕太郎投手(27)が6回1/3を投げ8安打2失点と粘投した。規定投球回数にも到達し、セ・リーグの投手3冠に君臨。交流戦でも安定感は変わらない。

 「データとかよりも今日の相手の雰囲気を見て、感じたことを大事にというのを試合前から坂本さんと話して投げました」

 思い切り左手の拳を振り下ろし、喜びを表したシーンがあった。3点リードの四回に1死満塁のピンチを招く。それでもマウンド上で冷静だった。山口を141キロ直球で3球三振に仕留め、佐藤都をツーシームでバットを折り中飛に仕留め、こん身のガッツポーズだ。

 七回1死一塁で同じ現役ドラフトで移籍した代打・大下に、左翼ポール際へ運ばれる今季初被弾を浴びて交代。自身の連続無失点は23イニングで止まった。「七回を投げ切ってベンチへ帰りたかった」と悔しがったが、防御率0・71、リーグトップタイの6勝、勝率10割の3部門1位は立派な数字だ。

 降板後はベンチの最前列で応援を続け、最後まで勝利を信じた。「長い試合時間の中、負けるか勝つかで多分、疲れ具合も違うと思う。自分が投げた試合でチームが勝つことはうれしい」。パ・リーグの野球を知る負けない左腕。次戦は快投を演じ、自身7勝目をたぐり寄せる。

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