阪神 逆転サヨナラ被弾した湯浅の配置転換に伴う守護神は誰?右腕の不調の原因は?評論家が解説

 「楽天6-4阪神」(8日、楽天モバイルパーク)

 阪神は相手のミスに乗じて八回に逆転に成功。1点リードの九回を守護神・湯浅に託し、今季最多の貯金19まであと1アウトに迫っていたが、右腕が2四球から招いたピンチで痛恨の逆転サヨナラ3ランを被弾。岡田監督は「今はしんどいやろ」と湯浅の配置転換を示唆した。3日・ロッテ戦で3失点するなど、ここ3試合中2試合で失点を重ねており、どこに原因があるのか阪神OBの中田良弘氏が解説した。

 「実は今だけじゃないんだよね、湯浅の調子が良くないのは」と語り始めた中田氏。この日、2四球を与えたように思ったところに制球できていない場面が印象に残る。「軸足に体重が乗り切らないまま、体が前に行ってるから、腕の振りが遅れる分、ボールが浮いちゃうんだよね」と制球難の原因を指摘した。

 制球が乱れ、カウントを悪くするケースが増えていることで、湯浅の持ち球であるフォークボールが有効に使えていないという。「湯浅のいい時って、真っすぐで押して追い込んで、フォークで仕留めるっていうケースが多いんだけど、今年はカウントを有利にできていないから、フォークをうまく使えてないし、自分に不利なカウントになった時に思い通りの真っすぐが投げられていないから、苦労しているよね」と、イメージ通りに投げ込めていないことが、投球を苦しくしていると分析した。

 岡田監督が配置転換を示唆したということについては「当然だと思う。今のままでは厳しい。湯浅には真っすぐで空振りを奪えるようになるまで、ストッパーより前のポジションで投げていくしかないと思う」とし、代役守護神には「岩崎しかいないだろうね。ストッパー経験もあるし。ただ、岩崎もこの2試合、少し不安定なところを見せ始めているから、気をつけなきゃいけない」と話した。

 阪神は9日に空路札幌へ移動して日本ハムとの3連戦に臨み、13日からは甲子園でオリックス、ソフトバンクとの6連戦に臨む。

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