「実はトレードで欲していた」昨季まで投手コーチの金村氏 阪神が躍進の大竹獲得を狙っていたことを明かす

 昨季まで阪神で7年間、投手コーチを務めた野球評論家・金村暁氏が、11日に更新されたYouTubeチャンネル「野球いっかん!」に出演。ヤクルトOBの宮本慎也氏と対談した。

 冒頭で5月のセ・リーグ月間MVPに投手部門で阪神・大竹、野手部門で中日・細川と、現役ドラフト出身者が選出されたことが話題に。金村氏は「大竹投手なんかは、ソフトバンクで埋もれて終わってたと思うんですよ」と、阪神移籍が大きな転機になったと強調した。

 その理由について、大竹がインタビューで「ソフトバンクは速球派しか興味がないっていうか、技巧派は使う気がないみたいな感じの話をしていた」と明かし、「逆にタイガースは技巧派を重宝している。だから彼が輝いた」と説明。

 さらに、「実はタイガースはトレードで欲してたんですよ、彼を。成立はしなかったですけど、ずっといけいけって言ってました、中では」と、現役ドラフトで獲得する以前から、阪神のチーム内で大竹をトレードで獲得する動きがあったことを明かした。

 大竹は2017年の育成ドラフト4位で、早大からソフトバンクに入団。在籍5年間で計10勝、2021、22年は未勝利に終わっていたが、昨オフの現役ドラフトで阪神に移籍し、今季ここまで6勝(1敗)の成績を残している。

 YouTubeチャンネル「野球いっかん!」では、モデル田中愛梨らが宮本慎也氏や中村武志氏、野球界の名選手を招いて、さまざまな話題でトークを展開している。

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