阪神 佐藤輝の“ご無沙汰アーチ”でソフトに快勝 42歳左腕・和田を沈める豪快弾
「阪神4-1ソフトバンク」(16日、甲子園球場)
虎の若き主砲が鷹を仕留めた。
1点リードの七回2死二塁。佐藤輝がソフトバンク先発・和田のチェンジアップを捉え、今季9号となる2ランを放った。自己最長ブランクとなる95打席ぶりのアーチ。この試合まで今季交流戦打率・154と低調が続いていた中、復活の放物線を描いた。
三回までは和田にパーフェクト投球を許して攻撃の糸口をつかめず。ただ、四回無死満塁からミエセスが同点中犠飛。七回2死一塁では代打・原口が左中間フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打を放ち、ベテラン左腕を攻略した。
来日初先発となったビーズリーは4回4安打1失点で降板。初回2死一、二塁で牧原大に先制の右前適時打を献上。その後は2度得点圏に走者を背負うも粘投。ただ、球数は79球を要し、4回を投げきったところでマウンドを降りた。
試合の流れを安定させたのは中継ぎ陣。五回から登板した2番手・島本は2回1安打無失点。直後に味方が勝ち越し、今季2勝目を手にした。3番手・加治屋は得点圏に走者を背負いながら1回無失点。4番手・岩貞も1回を三者凡退に抑える好投を披露した。
チームは貯金を「16」とし、交流戦7勝8敗1分けで勝ち越しの可能性を維持。交流戦ラストカード初戦は弾みのつく白星となった。