阪神・佐藤輝からにじみ出るスラッガーとしての矜持 「ああいうのをホームランにしないと」
阪神・佐藤輝明内野手(24)が、このほどデイリースポーツの独占インタビューに応じた。脱力打法を意識し、残り79試合で「打点」量産を狙うと誓った若き大砲。それでもインタビュー中には、スラッガーとしてのプライドもにじませた。
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「打点」へのこだわりの強さが印象的だったインタビューだが、佐藤輝の代名詞とも言えるのはやはり本塁打。今季甲子園では6本塁打を放ち、早くも昨年の数を超えている。
両翼のポール際からフェアゾーンが奥に深く入り込む特殊な作りとなっており、右中間、左中間が広い聖地。プロ3年目でツカんできたものはあるのかと思い、本人に尋ねてみた。「うーん、どうなんでしょうかね」と少し苦笑いしながらあるシーンを振り返った。
14日・オリックス戦(甲子園)。曽谷の151キロ直球を左中間フェンスまで運んだが「あの打球も、もうちょっとでホームランだった。ああいうのをこれからホームランにしないと」。その言葉からスラッガーとしてのプライドが存分に、にじみ出ていた。(デイリースポーツ阪神担当・関谷文哉)