阪神の先陣はビーズリー!ローテ再編でサプライズ大抜てき 23日からDeNAと首位攻防戦
阪神がリーグ戦再開に伴って先発ローテを再編することが19日、分かった。23日からのDeNA3連戦(横浜)で、いきなり首位攻防戦を迎える中、初戦はジェレミー・ビーズリー投手(27)をサプライズの大抜てき。来日して1度しか1軍で先発していない助っ人右腕を強力ベイ打線にぶつける。中8日で伊藤将司投手(27)が2戦目に先発し、3戦目には才木浩人投手(24)。新ローテで、再進撃を図る。
じわりじわりと詰め寄る影を振り払う。過密日程に苦しみながらも戦った交流戦を終え、23日から再開するリーグ戦。態勢を立て直すべく、岡田監督はローテの“シャッフル”を明言した。
「いじりまくるよ。今はもう雨でなあ(現在のローテになっている)。普通にいったらな、だいぶ変えるよ」
いきなり敵地で迎えるのは2位・DeNAとの直接対決。重要な初戦をビーズリーに任せるという驚きの策を取る。中継ぎから配置転換され、来日初先発だった前回16日・ソフトバンク戦(甲子園)では4回1失点。球数がかさんで早期降板となったが、岡田監督は「初先発としてはまずまず」と及第点を与えており、初戦を託すことになった。
チームは横浜スタジアムで、昨季からレギュラーシーズン10連敗中。その鬼門で、相手エース・今永との投げ合いが見込まれる。DeNA戦は救援で2試合に登板して計2回2/3を無失点の助っ人右腕。簡単な相手ではないが、持てる力を発揮して来日初勝利を狙う。
2戦目には中8日で伊藤将が先発する。今季初対戦となるが、昨季は5試合に先発して2勝2敗ながら防御率1・57と好相性だ。交流戦を史上4人目となる防御率0・00で終えた才木が、そのまま中6日で3戦目を担う。
続く27日からの中日3連戦(甲子園)では、登板機会がないため登録抹消されている西勇が、週アタマの初戦を任されることが濃厚だ。ここまで躍進を支えてきた2人を少しでも休ませるのが狙いか。チームの勝ち頭である大竹が登板間隔を空けて2戦目に、これまで“火曜日の男”を担い、西勇と同様に抹消中の村上が3戦目に回る見込みとなった。
チームは3年ぶりの交流戦負け越しとなったが、あくまでも目指すのは“アレ”だ。盤石の先発陣から、仕切り直しのスタートを切る。