岡田阪神 0・5差で首位陥落危機 今季初4連敗&5カード連続負け越しにイライラ「勝負に絶対とか使うな!」

 「DeNA2-0阪神」(24日、横浜スタジアム)

 負の連鎖を断ち切れない。阪神は打線にテコ入れも完封負けを喫し、今季初の4連敗で横浜スタジアムでは12連敗となった。岡田彰布監督(65)は打線の状態を嘆いた中、25日にはメジャー通算83勝のサイ・ヤング賞右腕・バウアーと対戦。0・5差に迫られ、敗れると首位陥落となる一戦で、チームとしての奮起が求められる。

 横浜での連敗地獄から抜け出せない。試合後に「しゃべることないわ」と漏らしていたという岡田監督は2日連続で囲み取材を拒否。バスへと歩きながら、今季8度目の完封負けを喫した打線について問われると「なあ。移動日のイベントの記事からおかしなった」とジョーク交じりに返した。22日の甲子園での練習後、横浜で苦戦する要因に「イベント時間の長さ」を挙げていた。今季初の4連敗を食らい、他の理由を探すしかなくなった。

 「そらのお、(前日は)1点、0点やったら、ホームラン1本ではなあ」

 リーグ戦再開2戦目でノイジー、佐藤輝をスタメンから外したが、打線のテコ入れは特効薬とならない。1点を追う二回は先頭・大山、ミエセスの連打で好機をつくったが、後続が凡退。0-2の九回も無死一塁から渡辺諒が遊ゴロ併殺、最後は4番・大山が中飛に倒れた。5カード連続の負け越しで、横浜スタジアムでは昨季から悪夢の12連敗だ。

 「そら見ての通りや。最初のチャンスだけやんか。ヒット続いたのは。四球を選べない?いやいやいや、だからスリーワンからボール振っとったら、四球ならへんやん」

 交流戦の低迷を引きずるように、リーグ戦再開後も打線に光が見えない。今永の完投に続き、この日は東に無四球完封勝利を献上。「そら2人完投するんやからのお。今日の東の方が良かったんちゃうか」と指揮官もお手上げ。2試合連続で完投勝利を許すのは2018年以来、5年ぶりの屈辱となった。

 交流戦を初制覇した2位・DeNAが0・5ゲーム差まで肉薄する中、3戦目はサイ・ヤング賞右腕・バウアーと初対決する。3連敗での首位陥落は避けたいところ。売り出し中の高卒2年目・前川の右翼でのスタメンが濃厚で、打開策となりえる。明日は絶対に負けられないかと問われると「勝負に絶対とか使うな!」と怒った。以前から「長いシーズンで5連敗、6連敗はするよ。まあ2、3回しても全然平気やからな」と話していた岡田監督のスタンスは変わらない。慌てず騒がず、最善の準備を尽くすだけだ。

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