阪神・前川 偶数打席での“母への思い” 高卒1年目から「ファンのみなさん」への思いも

 「阪神11-3中日」(27日、甲子園球場)

 「3番・右翼」で先発出場した2年目の阪神・前川右京外野手(20)が甲子園初タイムリーを含むプロ初の3安打猛打賞をマーク。連敗脱出に貢献した若虎の“母思い”な素顔を担当記者が明かした。

  ◇  ◇

 前川は偶数打席に向かうたびに母への思いを“表現”している。

 二十歳の節目を迎えた今季の登場曲は、偶数打席でかりゆし58の「アンマー」をセレクトした。「20歳になりましたし、お母さんに感謝の気持ちを伝えたいと思って選びました」。母親への愛がつづられている同曲。シーズン中にも励ましの言葉をくれる母・敦子さんに向けて、感謝の意を登場曲に乗せていた。

 高卒1年目の昨季の登場曲はフィンガー5の「学園天国」だった。幅広い年齢層がいる阪神ファン。自身は洋楽好きだが、「ファンのみなさんが盛り上がれるように」と球場に駆けつける虎党を思って曲を選んだ。今季の奇数打席のZARD「負けないで」を選んだ理由は、昨年の24時間テレビを見て心を打たれたからだという。

 母を思い、虎党を思う。誰かのためにという気持ちが、前川の闘争心に火を付ける。(デイリースポーツ阪神担当・北村孝紀)

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