阪神・岡田監督 再奪首も勝負は「まだまだ」 9四死球選び「久しぶりにいい流れやった」

 「阪神11-3中日」(27日、甲子園球場)

 久々にベンチで岡田スマイルが輝いた。12安打11得点の大勝で連敗ストップ。「7番、8番が出て、1、2番で点を取るというか、いい時はそういう流れだったんで、久しぶりにビッグイニングを見ましたね」。打線につながりが戻り、阪神・岡田彰布監督(65)はホッと一安心だ。

 5月の快進撃をほうふつとさせる攻撃だった。この夜は9四死球を選び「それがビッグイニングにつながる。久しぶりにいい流れやった」とご満悦だ。

 継投策もハマった。8-3となった六回は島本が1イニングをピシャリ。「もうずっといいピッチングしてるからのお。自信持って投げてるよな、右左関係なく」。登板間隔が空いているとはいえ、岩貞、岩崎を温存できたことも大きい。

 前カードのDeNA3連戦は悪夢の3連敗で首位陥落。この日の試合前練習中、指揮官は遊撃後方の芝生から動かなかった。いつもは打撃ケージ裏やベンチへ足を運ぶが、気温30度の下、新たなルーティンで心機一転、試合に臨んでいた。

 「まだ半分以上残ってるんで、そんなのまだまだ」。首位奪回にも浮かれるはずはない。球宴までの17試合へ「貯金を減らさないで少しでも増やしていく。後半戦に向けての見極めもしないといけない」。リーグ戦再開4試合目。甲子園から最高の再スタートだ。

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